宗教施設

飽和する光りとマンダラの空間

消えてしまった命。

亡くなった魂を祭る場所。

暗く、重い雰囲気。

お寺に対して抱く印象は、

そんな印象が一般的であろう。

 

しかし、あえて言い換えるなら、

死とは、現世のあらゆる柵から解放された

新たな旅立ちであり、

生まれ行く命でもある。

 

天井いっぱいに広がる格天井は、

無限に広がる宇宙を表した

曼陀羅の世界。

二重格子は、母なる大地と

父なる空であり、

その交わるところに

光(生命)が生まれる。

 

漆黒の闇から降り注ぐ

沢山の柔らかい光は、

静寂な空間に、

温もりと安らぎを与えてくれる。

 

想い出(過去)と夢(未来)。

その二つ(時間)を繋ぐ場所が、

このお寺の空間(現在)である。